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光記録メディア事業から

最後の砦が。

いつものインプレスに太陽誘電、光記録メディア事業から撤退という記事が。

Made in Japan を謳っていた太陽誘電の光学メディアですが、
何と光学メディア製造から撤退が決まったそうです。

CD-RとかDVD-Rとかで、海外メーカーの粗悪品が多い中、
誘電の製品を選んでいれば大丈夫っていう、絶対の安心感が有ったのですが、
遂に事業撤退なんですねぇ。

ただ、私はCD/DVDは基本が誘電でしたが、
BDに関してはTDK指名買い(^_^;)
(とは言え、TDKブランド製造はイメーションなんですが)
どうしても、BDのスーパーハードコート仕様の開発元であるTDKの製品を選んでしまうんですよねぇ。

で、光学メディア。
確かに最近のHDD容量インフレに全然ついて行けて無く、
民生最大の光学メディアはBD-R の4層100GBが最大。
でも、HDDだと、2Tが既に当たり前で、
4Tも普及期に入りつつあるので、
容量ギャップは相当なものが有ったり。

HDDの大容量化やクラウドコンピューティングの普及に伴う、光記録メディア製品の市場縮小に際し、同社は原価低減の加速、生産性の向上などを進め収益性の改善に努めたものの、想定を超える市場の縮小、および原材料価格の高騰などの影響で撤退を決定したとしている。
円安で原材料高騰っていうのは、ココ最近の事ですが、
恐らく「予想を超える市場の縮小」っていうのがその全てのような気がします。
BD使ってて思うのが、
BDへ出力して置いておくほどのものが無い。って事なんですよねぇ。
以前は、TVCFを集めるのは、三菱レコーダーのCMのみ記録機能で集めてましたが、
最近は、Youtubeに、TV版は15秒だけど、30秒版とかweb用の60秒~90秒で、
1080p 60 とかのフォーマットが出てくるようになって、
TV版も、TVで見る必要性が無くなったなぁって感覚だったりも。

これも時代の流れなんですかねぇ。
4K放送を録画する時のフォーマットが決まっても、
HDD記録、ネットワーク転送用の規格のみで、
DVD以降当然だった、光学メディアへの出力フォーマットが決まらないなんてことになったら、
事実上終焉ですからねぇ。
4K動画を、120分以上記録出来る光学メディアってこの先実用化されるんだろうか?
なんて思ってしまいますねぇ。

それにしても、誘電。
一つの時代を築いただけに淋しいですねぇ。

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