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プローブ情報を加えたVICS

国土交通省が ITS で目指した世界ですよね。

Response にプローブ情報を加えたVICS、実証実験を全国へ拡大…渋滞回避などという記事が。

3.11 の時にホンダインターナビのプローブ情報で、
車輌が通行できた場所の情報が吸い上がり、視覚化されているのは凄いって思いました。
ただ、各メーカーがそれぞれでデータを持っているので活用は非常時のみかな?って気もしてましたが。

日本道路交通情報センター(JARTIC)と共に、トヨタ、ホンダ、日産の自動車メーカー3社とカーナビメーカーであるパイオニアの協力を得て、プローブ情報活用サービスの実証実験を全国へ拡大したと発表した。
車メーカーとパイオニアの持っている情報を VICS に統合化して提供というのは、
関東圏と札幌、愛知、大阪では既に実証事件が行われていたんですね。
これが、今回日本全国で実証実験を開始。

VICS のみでは精度の高い道路情報というのは受け取れないので、
プローブデータの統合というのは良いことだとは思いますが、
各メーカーって売りにしてた部分ありますよね。
私もインターナビプレミアムクラブで通信カーナビになった途端に、
今までの情報とは違うデータの密度の濃さや、事故情報の入手時間の速さは全然違うと感じてました。

各メーカーがそれぞれが独自にデータ収集を行っていることから、これまでは各社の競争領域として各社が独自に提供してきたという経緯があった。しかし、「VICSセンターがこの情報を束ね、競争領域から協調領域へと転換し、ビッグデータとして活用することで渋滞解決につながると考えた」
これこそ国土交通省が ITS を提唱した時に言ってた事ですよね。
でも、国土交通省の動きが鈍かったので各メーカーが独自開発、独自実装で今に至るって感じだったと。

とは言え、ホンダとパイオニアはプローブデータの相互融通は以前から提携していましたから、
全く反発してるって事でも無いように思いますね。

道路交通情報による渋滞回避までを行うにはVICS-WIDEに対応したカーナビである必要がある。VICS-WIDEとは伝送容量を従来の約2倍にまで拡大したFM多重放送を利用した情報サービスで、渋滞回避以外にも大雨などの気象・災害情報を画面上に表示することができるようになっている。この機能によってプローブ情報のメリットが最大限に活かされるのだ。
これ、通信カーナビ系は現状で問題無しじゃないですかね?
そもそも通信カーナビ系は各社のサーバからの情報が有り、
その上で他社データを含めて補完されるのが VICS-WIDE でしょうし。

そうなると、非通信カーナビで VICS-WIDE 非対応の場合に、
渋滞回避は出来ないが、渋滞情報の精度が高くなるのでドライバーが判断しやすくなるって事ですね。

それと、今回のってトヨタ、日産、ホンダ、パイオニアのプローブデータ統合化ですが、
スマートフォンアプリのナビで提供しているデータとかも統合できたら、
もっと情報精度上がるんじゃないかなぁって思いますねぇ。

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