スキップしてメイン コンテンツに移動

世界最高記録密度

富士フイルムにしてみたら余裕なんでしょうねぇ。

ascii.jpにテープ1巻で220TB、世界最高記録密度の磁気テープを富士フイルムが開発という記事が。

光学系の容量が頭打ちになっていて、
でもHDDの容量インフレは続いていて、
バックアップ取るには?ってなると、HDDのバックアップはHDDで。
っていうのが現状は最適解みたいになっていますが、
バイト単価って考えると、ちょっと高いかなぁって感じもします。

でも、テープメディアも連装のマガジン使わないとって面も有りましたが
富士フイルムがテープ1巻で220TBの容量を持つものを開発。

シーケンシャルメディアなので、
ランダムアクセスには向きませんが、
4K動画作成過程でのフルバックとか、
ハイレゾ音声作成過程でのフルバックアップとか。
兎に角容量が大きくて、今現在のものを全て置いておきたい。
って考えたらバイト単価が凄く低いので、
使い勝手は良いかもですねぇ。

記事の写真は4つの層で成り立ってますが、
それぞれ間に接着剤の層があるので、7層って事ですかね。

で、あの記事の写真見て感じたのは、
その昔富士フイルムのビデオテープの解説はあんな感じの図解がいつも載ってました。
バックコート、超平滑ベースフィルムなんてまんまだし、
バックコートに至っては、ヘッドとの滑りを良くするために、
ランダムに突起を狙って打てる程のテクノロジー。
非磁性面(下層)と磁性面(上層)の二層なんて、それこそ1980年代中盤には確立してたもの。
VHS Hi-Fiって規格は上層の映像記録層と下層のHi-Fi記録層にそれぞれ
最適な磁性体を作って重ねてたり。

ホント、昔のSUPER HGの解説見るみたいですねぇ(^_^;)
元々は写真用フイルムの多層同時形成のノウハウから派生しているのですが、
ドンドンと磁性体が細かくなって、塗布技術もどんどん上がって行ったのをリアルタイムで知っているので、
そのノウハウが現在でも引き継がれてるんだなぁって思いますねぇ。

まだ、実用化の為には規格化とかが必要だと思いますが、
家庭向け製品ではないので、実用化までは短いかもですね。

コメント