無敵を誇った地球シミュレーターも 5 期連続でしたからねぇ。 ITMedia に スパコン世界ランクに「エクサ級」初登場 富岳は実用性で存在感 という記事が。 富嶽が遂に TOP 500 の玉座から陥落ですね。 総合的な性能を競うTOP500で米国の「フロンティア」が日本の「富岳」を抜き、トップに立った。 フロンティアがエクサ級の性能で TOP 500 の一位に。 富嶽と比較してもまさに桁違いの性能ですね。 富嶽も現四位のスパコンと比較すれば圧倒する性能ですが、 フロンティアは元よりの開発ゴールがエクサ級なら、 性能は突出したものになりますよね。 エクサ級をめぐっては、米国と中国が数年来、スパコン開発の次のマイルストーン(道標)として開発を急いできた。 確か中国向けのスパコン用途としての Intel / AMD のプロセッサって輸出禁止になってて、 中国独自のプロセッサを開発って状況になっていたようですが、 既にエクサ級の性能が出ているとしたら、 やはり技術者をすごい量囲い込んで、兎に角性能アップに心血を注いてるように思えますね。 TOP500で4期連続の1位だった富岳は今回、その座を明け渡し2位となった。速度競争をみれば、いずれ新型機に抜かれるのは自明の理でもある。しかし富岳はもともと「速度世界一」ではなく、成果創出を最重視して開発。すでに多くの成果を示している。 京までは一点豪華主義的に TOP 500 のトップを目標に掲げて開発って感じでしたが、 富嶽は方向性を変えてきているのもそうですね。 今回フロンティアが桁違いの速度で登場しましたが、 次の TOP 500 の時にはどうなっているのか、 数年後の TOP 500 の面子がどうなっているのか、 興味深いですねぇ。