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JDI、“既存有機ELの全特徴を凌駕”

 やはり既存の有機 EL の劣化はクリアできてなかったんだ。

いつものインプレスにJDI、“既存有機ELの全特徴を凌駕”「eLEAP」量産技術確立という記事が。

有機 EL の製造で今までとは違う手法を確立したという事のようで。
現在OLEDディスプレイの量産にはFMMを用いた有機材料の蒸着方式(FMM方式)が広く採用されているが、eLEAPはFMMを全く使用せずにマスクレスで有機材料を基板上に蒸着させ、フォトリソ方式でOLED画素を生成する。
今までは金属のマスクで囲う方法 (FMM) だったものが、
JDI が開発したのは、マスクなしで蒸着させる方法。

そして、記事に載っている寿命比較の写真。
有機 EL は生まれた時から劣化が早く、
最近の有機 EL テレビとかが大量に出荷されているのを見ると、
劣化問題はクリア出来たのかな?って思ってましたが、
従来の OLED (有機 EL ですね)は 3 年後辺りで暗く感じますね。
しかも、一日 3 時間の点灯による劣化。
これが、一日 20 時間の点灯とかなら、まだわかりますが、
一日 3 時間で、3 年後には何か暗いなぁって感じるようになるのは、
現状の製品ってどうなんだ?って気がするのですが。

JDI 開発の eLEAP だと 5 年後が OLED の 3 年後より少し明るい?って感じで、
それでも劣化は避けれないですが、OLED に比較してなだらかな劣化ですかね。

ガラス基板サイズの大型化は第6世代(約1,500×1,850mm)までが限界だが、eLEAPでは第8世代(約2,200×2,500mm)以上の基板ラインでの展開も可能になるという。
このサイズ感で、市販サイズでどの程度かは不明ですが、
最大 1.8m が、最大 2.5m になるって事はふた周り位サイズ感が大きくなるのかな?って気もしますね。

以前、ショー等では 100V 型のものが発表されたことが有りますが、
そのうち市販品で、100V/85V/75V なんてラインナップになるのかもですねぇ。

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