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瑞起「X68000 Z SUPER/XVI」

今回はクラウドファンディングのみで一般発売は無いそうで。

いつものインプレスに瑞起「X68000 Z SUPER/XVI」詳報。SCSIやMIDI機器の直接接続に期待!という記事が。

予告されていた SUPER と XVI の詳細が発表になりました。

「X68000 Z SUPER」および「X68000 Z XVI」とまさかの2モデル構成であることが明らかになった。
予告動画で SUPER が XVI にパネル変更しているので、
結局一つで外装を好みに合わせて?って思ってましたが、仕様違いになるとは。って感じですね。

「X68000 Z SUPER」はその名の通り「X68000 SUPER」がモデルだ。スペックはSoCに「Z7213(Quad-core Cortex A7アーキテクチャ/Mali-400 GPUを採用したARMベース)」を搭載しており、512MBのDDR3メモリを内蔵。通信環境として「Z」にはなかったWi-Fiを載せたほか、電源はUSB Type-C 20V 3.25A(65W)になっている。
SUPER はオリジナルの Z の仕様踏襲。但し無線 LAN が内蔵になったり本体色がチタンブラックになったりと、
オリジナルの Z からのスペックアップって感じですかね。
これは、元々の X68000 が 5 年は基本仕様を変えない。みたいに言っていたのと似てる?って思ってしみ合いました。

「X68000 Z XVI」はやはり「X68000 XVI」がモデルとなる。スペックはSoCに「Octa-Core Arm Cortex-A55 up to 2.0GHz, RISC-V up to 200MHz, Mali-G57(型番非公開)」を採用し、メモリは1GBのDDR4を搭載。インターフェイスや本体サイズは「Z SUPER」と同一となっている。こちらは「Z」や「Z SUPER」と比較して、CPUやメモリが大きくパワーアップしているのがわかるだろう。
元々の X68000 XVI も 16MHz 駆動の 68000 が搭載されていて、
性能向上が図られていましたが、Z XVI もプロセッサが変更。
内臓のメモリが 512MB → 1GB と倍増していて、XVI らしいかなぁと思いますねぇ。

ちなみに「Z XVI」は、基本的に「Z SUPER」の“交換用基板”として提供される。要するに「X68000 Z XVI」単体では販売されず、「X68000 Z SUPER」から基盤とフロントユニットを交換することで「X68000 Z XVI」に変身するというわけだ。
フロントの外装交換だけと思いきや、メインボードも取り替えて Z XVI になるので、
SUPER のガワの XVI って感じもするなぁと。

で、今回変態仕様に磨きが掛かったようで(^_^;)
本体内部に Z 以外の Nano ITXサイズのマザーボードが搭載可能。
こちらは Windows がインストール出来るので、Human-68K とか、ゲーム OS とかと同列で Windows が起動できるという、
超変態仕様に。

昔々、零式が実現か?なんてことを言われた頃に、外観は X68000 なんだけどマザーは汎用品で Windows が動いてる。
みたいな個人制作の PC が話題になった事がありましたが、
それを瑞起が公式に実現しちゃってるみたいな感じですねぇ。

まぁ、最近のミニ PC とかを思ったら、あのサイズのマザーって実現している訳なので、
Z のメインボード取り替えのギミックから Nano ITXサイズのマザーも搭載??
って考えた時に、最初の X68000 Z からの 1.5 倍サイズアップは決まった行ったのかもですねぇ。

なお、今回の「X68000 Z SUPER」および「X68000 Z XVI」に関してはクラウドファンディング限定で、「Z」のような一般販売は一切行わないことが生配信でアナウンスされた。
欲しい人はクラウドファンディングに確実に応募して、目標金額到達を祈るって感じですね。

最初は MZ-80C mini とか PC-8001 mini とかと同系列な感じで、
X68000 Z が出てきたって思ってましたが、
思いの外 Human とか VisualShell とかが動かせたりと当時の X68000 の雰囲気が有るので、
昔 X680*0 で育った人は、このプロジェクトはもっとおもっと育って欲しいって思ってる気がしますねぇ。

私は何時も書いてますが、X68030 ユーザーだったので(^_^;)
ただ今回 XVI 用に SoC まで変えてきたって事は、
もっと強力な SoC を用意して X68030 の再現って企画も未来では出てくるのかなぁ。

そこまで行くなら、開発ツール一式全て利用可能とか、
関連書籍の PDF 提供とか、
SX-WINDOW とかの疑似マルチタスク型のウィンドウシステムまで現代に蘇らせて欲しいですねぇ。

もしくは、一足飛びに夢と消えた New X (PPC 仕様)を今の考えで作ってみた。
というのも有りなのかなぁって思ってしまいますねぇ。

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