写真は既に有りましたが、動画でも出来るようになったんですね。
ITMedia に古い白黒映画を“昨日撮影したかのように”AIが修復 フィルムノイズを除去しカラーという記事が。
カラーからモノクロ(グレースケール)はカラー情報破棄で問題ないのですが、
モノクロからカラーはモノクロの色の濃さで元々の色を想像するって事になりますかね。
劣化の激しい古い白黒映画を修復しカラー映像に変換する深層学習フレームワークだ。古い映像にある独特のフィルムノイズなどを修復し、色付けを行う。
状態が良いものなら、まだ色目の復元は可能だと思いますが、
劣化してしまっていて、濃淡ですら曖昧になっているものは、
AI が補完しながらカラー化を行うんですね。
カラー化には少数のキーフレームのみを手動で着色し、その色を残りのフレームに伝搬させるという、キーフレームからビデオ全体へ効果的に色を伝搬させるアプローチを採用する。
まぁ、そうですよね。
全部全自動で動画ファイルを AI で処理させたらカラー化される訳ではなくて、
キーフレーム(基本となる起点の一枚)を手動で着色して、
それを元に AI が学習して色を付けてゆくって流れですね。
キーフレームに色を載せる必要は有りますが、
それでも今までの、秒間 24 コマ色塗りするのに、
どれだけのコストが掛かりますか?って事を思えば、
シーンごとに割り振って着色が人間が行ったとしても、
驚異的な速度でカラー化が実現出来るって事ですね。
作品を作った監督に言わせれば、
モノクロで成り立ってるんだからカラー化なんてするんじゃない。
って文句も出そうですが、
モノクロ作品をカラー化した時に受ける印象がどれくらい変わるのか、
体験してみたいですねぇ。
コメント