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新ダブルカセットで

21世紀になってカセットデッキのレビューが読めるとは。

ascii.jpに新ダブルカセットでテープ聴き比べ アナログは本当にいい?という記事が。

先日発売になったTEAC のダブルカセットのレビュー記事。
5ページボリュームですが、一気に読めるのはレビューアさんの力ですかね。

で、レビュー読み始めて驚いたのが、
そもそも現在カセットテープがTYPE-Iのノーマルしか販売されていない事。
これは驚きました。
流石にノーマルは最後まで残ると思いますが、
ハイポジすら絶滅してるんですね。

TYPE-III(フェリクローム)は、80年代前半ですら新品のテープを見かけないレベルで、
ポジション有るけど、使わないよね?って言う位だったので、まぁわかりますし、
TYPE-IV(メタル)は早い段階で生産用のラインか原材料の終息で無くなったのかな?
って予測は付くのですが、
TYPE-II(クローム/ハイポジション)が無くなっているのは凄く意外でした。
これだと、もう音楽用途としてのカセットテープって終焉してるよなぁって感じで、
残っているノーマルもTDKが居なくなっている段階でもう終わってる気もしますし。

記事の中の、マクセル、ソニー、磁気研究所の3つのメーカー、
マクセルと、ソニーが、原産国:テープ韓国、組み立てインドネシアで共通しているって事は、
多分どちらかがOEMだよなぁって感じてしました。
80年代の最盛期は、Made IN Japan って普通に書いてたんですけどねぇ(^_^;)
TDK MA-Rなんて、JAPAN 刻印が入ってましたし。

レビューは、録音したテープの音をデジタルで取り込んで聴かせてくれていて、
気合い入りまくりのレビューです。

4ページ目にはアナログだからの劣化点の問題点をしっかり書いているのですが、
そうなんですよね、ワウフラッターなんて20万越えのカセットデッキと、
1万円代のカセットデッキだと全然違ったんですよね。

カセットデッキの全盛期の80年代には、このワウフラッターが0.02%台の製品や、それを下回る製品も存在しました。
Nakamichi の DRAGON が確か、0.019%だったと(^_^;)
それから思えば、W-890MKIIの0.25%っていうのは有る意味しょうがないのかなって思いますねぇ。

最後にカセットの行く末に付いて書かれているのですが、
現状で高級機は絶滅していて、この先も高級機が出る事は無いと思いますが、
かといって、直に消える事は無い気もします。
記事にも有りますが、フィリップスの基本特許の無償公開。
少々サイズが違っても再生可能なテープやそれを受け入れるデッキ。
となれば、アナログが故の手軽さが残るので、
まだまだ現役じゃないのかなぁって思いますねぇ。

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