スキップしてメイン コンテンツに移動

メーカー間の互換性は確保できず

発売前に「終わった」規格じゃないの。

ITMediaに普及段階に入った「SeeQVault」、メーカー間の互換性は確保できずという記事が。

ハイビジョンの重DRMで、外付けHDDに録画していても、
本体が壊れたら何処にも持って行けないって言うものを解消するために規格を作成していたSeeQValutですが、
何と、メーカー間の互換が取れないという意味不明な物になってるんですね。

USB外付けHDDの録画番組がその機器でしか再生できない、いわゆる“機器バインド”からの脱却を目指している。「CEATEC JAPAN 2014」のブースには昨年をはるかに超える対応機器が並び、普及段階に入ったことが伺えるものの、一方でメーカー間の互換性は確保できないことが分かった。
いや、それ、SeeQValutって名前で規格化している意味無いですよ?
記事読んで、何だそれ?って思ってしまいました。

「一般的にHDDなどはFATやFAT32、exFATなどを使うことが多いが、テレビやレコーダーの多くは組み込みLinuxをOSに使用するケースが多く、ファイルフォーマットはXSFなど。さらにメーカー間でも細かい差異がある」という。もともとSeeQVaultでは、その違いも吸収するつもりで調整を進めてきたが、フォーマットの統一ができなかたという。
いや、それ、主幹事何やってんの?って感じじゃないですか。
少なくともメーカーが集まって一つの規格を作りましょう。ってやってるのに、
自社の形式に囚われて、完全互換がないってものを規格化しても、
それって「使えない」って事だと思うのですが。
「違いを吸収するつもりで」調整を進めちゃだめでしょ?

最初に、物理フォーマットと論理フォーマットの絶対部分を取り決めて、
その上で、各社の違いをカプセル化みたいにして追加してゆく。
搭載しないメーカーの製品は、何もしないカプセルが被さって、
どのメーカーも、接続された時には全部機能するって事になってないと。

松下|■■■■■■
東芝|■■■■□□
ソニ|■■■□■□
サム|■■■□□□

みたいな組み合わせて、
最初の三個の■は、絶対規格で搭載してないとダメで、
それ以降の■と□はメーカーにより搭載は任意、
だけど搭載しなくても、プログラムから該当の部分を呼ぶと、「何も無いです」って答えが帰るとかって
なってれば、吸収出来ると思いますが。

フォーマットとかの部分はもうAVメーカー間で「あうんの呼吸」で合わせられると思いますし。

こんな状態で、
「SeeQValut製品でございます。デジタルコンテンツを引き継げます」なんて事を言って欲しく無いですね。

東芝メモリ事業部の三村英紀氏は、「99%の互換性はあるが、1%の“過去のしがらみ”を捨てられず、メーカー間の互換性は確保できなかった」と話す。「残念な結果だが、製品発売後にユーザーが混乱しないよう、メッセージを出していきたい」
いや、それ、ダメですから。
互換性を甘く見て消えて行った物は沢山有るのに、
また互換性を甘く見て製品化しようとしてる。
今からでも、SeeQValut2って完全互換が有る規格を練り直すべきだと思います。
これ、消費者が一番迷惑するパターンじゃないですか。

コメント