覚えてますよ。
マイナビニュースに地球シミュレータの次にTop500の首位に輝いたIBMのBlue Gene/Lという記事が。
覚えてますとも。
地球シミュレータが長きに渡り玉座に座っていましたが、
それを超えてきたのが Blue Gene/L でした。
地球シミュレータの場合、ピーク性能が40.96TFlopsで消費電力は3200kWであるのに対して、Blue Gene/Lは13万1072コアを使っても、ピーク性能が367TFlopsで消費電力は1433kWである。もちろん、時期が違い、テクノロジ的に地球シミュレータの方が電力効率が悪いのは無理のないところではあるが、Blue Gene/Lは9倍のピーク性能を半分弱の電力で実現しており、圧倒的に電力効率が高い。
初期型の地球シミュレータは専用の電源施設も用意する必要がある位に電気を喰ってましたが、
Blue Gene/L は電力が半分で地球シミュレータを超えてきたので、
構築の考え方が違うんだなぁって思いました。
2005年の6月のTop500ではトップ10の10システムの内の1、2、6、8、9位と5システムをBlueGene/Lが占めた。このように、トップ10の半分のシステムを(規模は異なるが)1つのスパコンアーキテクチャが占めるというのはBlue Gene/Lだけが達成した快挙である。これはBlueGene/Lがコストパフォーマンスが高いスパコンであったことを証明するものである。
スーパーコンピューターって汎用性度外視みたいな所が有って、
特に TOP 500 の上位に名前を連ねるようなものはこのシステムこそワンオフモデルって感じなので、
それを思ったらトップ 10 に 5 システムが入るって言うのは、
凄いですねぇ。
現状は富嶽が 2 期連続で玉座に座っていますが、
当然のように新しい世代のものに取って代わられる時が来たら、
また考え方が違うモデルが玉座に座るのかなぁって思うと、
スーパーコンピュータ開発もロマンが有りますねぇ。
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