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SpaceX Starship初の軌道飛行試験は

あんなに回転するとは思いませんでした。

TECHNO EDGE にSpaceX Starship初の軌道飛行試験は上空で制御不能、指令爆破におわる「次に向けて多くを学べた」という記事が。

SpaceX が大型ロケット兼宇宙船 Starship の打ち上げ軌道試験で実施。
ですが、くるくる回った後制御不能で爆破ですね。

しかし打ち上げ直後からSuper Heavyの33基あるRaptorエンジンのうち3基は点火しなかった模様です。
Youtube の動画を観ると、
打ち上げから左下にエンジンの点火状況が表示されてるのですが、
最初からエンジンが全部点火していない状態で発進。
時間が経つと点火していないエンジンが増えて行きました。
しかも噴射の角度とか燃え方がどんどんと大丈夫?って感じに。

機体は姿勢を崩して宙返りを繰り返すかのように、制御不能に陥りました。
単に仰角が変わるだけかと思ったら、
クルって感じで宙返りして再び上昇始めたと思ったらまたクルって感じで回って、
曲芸飛行みたいな感じに思えました。
その後、破壊指令で爆破されましたが、正規ルートで飛行できないとやはりこうなりますねぇ。って感じですね。

打ち上げから爆破までの間に、Starshipは最高高度39kmに達していました。これだけでも、SpaceXにとっては大成功だったかもしれません。もし、リフトオフできなかったり、リフトオフ直後に何らかの問題で爆破することになっていれば、今後の打ち上げでも使用する発射台と周辺設備まで破壊してしまい、その再建のために、今後の予定が大幅に遅れる可能性がありました。
確かに高度は相当な所まで行ってたので、試験としての高度確認なら成功ですかね。
とは言え、最初のエンジンが全て点火していないとか、途中から点火していないものが増えるとか、
沢山あるが故に偏ってエンジン出力が出てしまうと今回みたいになるのかなぁって感じますね。

ロケットって、車で言うところのリアエンジン・リアドライブですよねぇ。
まっすぐ進む事を思ったら FF みたいとは言いませんが、
出力ノズルとかが前方に有ったら制御がもっとマイルドになるんじゃないかなぁなんて思ったのですが、
ロケットの出力に耐える配管とかを張り巡らせたら、それだけで重量オーバーになりそうですねぇ。

やっぱり地球の重力井戸を振り切って宇宙に上がるのは、まだまだ難易度高い事ですねぇ。

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