そのタイムラグは怖いぞ。
Gadget Gate にSpaceXの大型ロケットStarship、自爆コマンドに約40秒応答しなかったことが判明という記事が。
先日華々しく失敗した SpaceX の Starship ですが、
自爆コマンドに約 40 秒反応しなかった事が判明。
指令破壊が、地上からのコマンド送信後約40秒間も機能しなかったことが、SpaceXの調査報告で明らかにされた。
打ち上げの最初は順調に高度を上げてましたが、
途中からエンジンから発せられる燃焼形状が変形を始めたあたりから怪しい感じがしてましたが、
ひょっとしてそのタイミングでは既に爆破指令コマンドは飛んでたのかもですね。
FTSを起動すれば、通常なら即座にロケットは破壊されるはずだった。しかし今回のStarshipでは、全体の制御システムがすでに不安定だったためなのか、FTSの起動から爆発までに約40秒もの遅延があったという。
記事では推力偏向制御って記載があるので、
やはりクルクル回っている時には制御不能で破壊指令は飛んでたみたいですね。
それでも、実際の爆破までに 40 秒近くも有ったのであればそのまま墜落という事も考えられるので、
そのタイムラグは怖いなぁって思いました。
ロケットの指令破壊以外にも様々な問題が浮き彫りになった。指令爆破後ロケットの残骸の一部はテキサス州ボカチカにあるSpaceXの施設や、ボカチカ州立公園の敷地内に落下し、後者では火災も引き起こしている。またロケットの発射台からのものと思われる灰やコンクリート片のような粒子状の物質が、近隣の街に降り積もったことが報道されている。
記事の最後に発射の時の Youtube 動画のリンクが貼られていますが、
確かにメインエンジンスタートの後もの凄い量の灰が四方八方に伸びていて、
見慣れたロケット発進シーンと比べても何か灰凄いな。って感じは受けました。
これは、メインエンジンが 33 基の集合体だからなのかな?って気もしたのですが。
発進時に既に 3 基が点火せず、途中から止まるエンジンも有ったりしたので、
余計に色々なものが撒き散らされた?って気もしました。
今回はこの程度の被害でしたが、
次は今回の問題をクリアしてからじゃないと打ち上げ許可って出ないような?
こうやって見ると、やはりロケット飛ばすのって相当難しいんだなぁって思いますねぇ。
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